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バンクーバー拠点に活躍する日本人女優、小松ゆかりさん 米ドラマシリーズ出演も

小松ゆかりさんが出演する「ロスト・イン・スペース(Lost in Space)」の1シーン

小松ゆかりさんが出演する「ロスト・イン・スペース(Lost in Space)」の1シーン

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 バンクーバーを拠点に活動する日本人女優、小松ゆかりさんが12月24日配信開始のNetflixのドラマ「ロスト・イン・スペース(Lost in Space)」シーズン2にも出演し、活躍の場を広げている。

「ロスト・イン・スペース」出演の小松ゆかりさん

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 前シーズンに続いて科学者のナオコ・ワタナベとして出演する小松さんは、これまでもテレビシリーズ「高い城の男(The Man in the High Castle)」や「オルタード・カーボン(Altered Carbon)」などに出演。日本では女優の経験はなく、キャリアを開始したのはカナダに移住してしばらくたった40歳を過ぎてからという経歴の持ち主。

 「最初はコミュニティーシアターの演技クラスに参加していたが、当時仕事を探していたこともあり、クラスの先生に話を聞きエキストラなどの仕事を探してみようと思った」と話す。「当時は女優になりたいというよりも本当に仕事が必要、ということの方が大きかった」と女優業を始めたきっかけを話す。

 しかし、ハリウッド作品やコマーシャルなどの撮影も多いバンクーバーでも「エージェント探しは思ったよりも簡単ではなかった」と振り返る。「やっと2012年にエージェントが見つかった後もアジア人で英語にアクセントがある自分にはオーディションの機会もめったになかった」とも。

 プロとしての初仕事はコマーシャル。その後エキストラやエキストラよりは大きく写るがせりふのない役、日本が舞台のホラー作品やショートなどに出演し少しずつキャリアを積んできた。近年は映像業界でのネットワークも広がり、短編映画のプロジェクトに参加したり、バンクーバーで開催の「アジア映画祭」に協力したりするなど積極的に現地の映画コミュニティーでの活動を広げている。

 「始めたのは遅かったが、本当にやりがいがあり好きな仕事が見つかった。自分は英語にアクセントがある分不利な点もあるとは思うが、自分らしさを出してこれからも頑張っていければ」と今後の意気込みを話す。北米で同様に俳優を目指す人には「最近はアジア人俳優への需要も少しずつ増えている。日本での常識や自分で考えている枠を外して自分らしい個性を出していけばチャンスもあると思う」とアドバイスを送る。

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