異色ロック・オーケストラ「Plastic Acid」、地元バンクーバーでライブ

「ピンクフロイドの曲に合わせて女性ダンサーも登場し、ステージを盛り上げた。」

「ピンクフロイドの曲に合わせて女性ダンサーも登場し、ステージを盛り上げた。」

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 バンクーバーダウンタウンにあるクラブ「The Plaza Nightclub」(881 Granville St., Vancouver)で6月26日、地元のロック・オーケストラ「Plastic Acid」がライブを行った。前回のパフォーマンスから1年半ぶりとなる今回のライブでは、オリジナル曲、カバー曲を含めた10曲を披露し集まった約300人のファンをわかせた。

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 40人編成のオーケストラメンバーたちは、サングラスをかけたり帽子をかぶったり、頭に真っ赤な花飾りをつけて派手なメークに網タイツを履いたりするなど、赤・白・黒の3色で統一したロックバンドを思わせる衣装でステージに登場した。

 ベートーベンの交響曲第5番「運命」などの典型的なクラシックのほか、ロックバンド「Pink Floyd」の「Another Brick In the Wall」をアレンジした曲などを演奏。通常オーケストラで使用する楽器だけでなく、ペットボトルに入れた水の音、鎖と金づちを使った金属音など意外な音の組み合わせで会場の注目を集めた。

 観客だけでなくオーケストラメンバーも首を激しく振ってリズムを取ったり、長髪を振り乱して演奏するなどしてライブを盛り上げた。女性メンバー5人がセクシーな衣装に身を包んで、ステージでダンスを繰り広げる演出も。

 同オーケストラは、2006年にVancouver Philharmonic Orchestraのアシスタント・コンダクターを務めるBryan Deansさんが創設。「オーケストラ音楽に興味を示さない若いロック音楽好きの世代にも受け入れられるパフォーマンス」をコンセプトに掲げ、地元のクラブでライブを行っている。

 同オーケストラの演奏を聴くのは初めてという観客の1人は「演奏だけでなく、視覚的な演出も楽しめた。次の機会があれば、友だちを誘ってまた来たい」と話す。

Plastic Acid

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