是枝裕和監督の「怪物(英語題Monster)」が10月12日、バンクーバー国際映画祭(VIFF)のガラ・スペシャルプレゼンテーション部門で観客賞を受賞した。
11日間の開催期間中、8万人超を動員。313回の上映のうち113回はチケットを完売した今年の同映画祭。70カ国から231本の長編、短編を上映。日本からは「怪物」(是枝裕和監督)、「君たちはどう生きるか」(宮崎駿監督)、「悪は存在しない」(濱口竜介監督)などを含む6本が出品された。
観客の投票により決定される観客賞は、ガラ・プレゼンテーション部門「怪物」、ショーケース部門「The Monk and the Gun」(Pawo Choyning Dorji監督)、パノラマ部門「Irena’s Vow 」(Louise Archambault監督)、ポートレイト部門「Call Me Dancer」(Leslie Shampaine監督)などが受賞した。
映画祭エグゼクティブディレクターのカイル・フォスナーさんは「観客の皆さん、映画関係者、そして多くのスタッフのおかげで、近年で最も活気のある映画祭となり感謝したい」と映画祭の成功を喜んだ。