西部カナダ最大規模の自動車展示会「バンクーバー・インターナショナル・オートショー」が3月31日、BCプレース(777 Pacific Blvd., Vancouver)で始まった。主催はNew Car Dealers Association of BCで、今年で89回目。
昨今の世界的な不況の影響で規模縮小やキャンセルを余儀なくされる同様のイベントもある中、25万平方フィートの会場内では、例年と変わらず世界有数の自動車メーカー26社が最新デザインの車をはじめ、コンセプトカーや最高級車など計450台以上を展示する。期間中の来場客は10万人以上を見込む。
イベント広報担当Laura Balanceさんは「今年は自動車業界が世界的に変化している年。各社が生き残りをかけて最高の技術と最新テクノロジーを結集した新しいデザインの車や、燃料費節約や環境保護のためにかかせないハイブリッドや電気自動車などが勢ぞろいする」と自信をみせる。
日本に先駆けて2月からカナダで新型Mazda3(日本名=マツダ・アクセラ)の販売を開始したマツダカナダのDon Romano社長は「(同車は)消費者がコンパクトカーに求める『スタイル』『操作性』『価格』の3拍子がそろっており、好調な売れ行きを見せている。現在の厳しい経済状況の下でも当社のカナダ国内でのシェアは高まっている」と話す。「常に変動する市場の現状を的確に把握し、すぐに対応できるよう心掛けている」(Steven Day広報部長)とも。
会場では、ジェームズ・ボンドの映画で登場する「スパイ・カー」を模した特別改良車も展示するほか、今回初めてのオートバイ見本市も同時開催する。
開催時間は、火曜~金曜=12時~22時、土曜=10時~22時、日曜=10時~18時。入場料は、大人=10カナダドル(週末は15カナダドル)、子ども(7~12歳)=4カナダドル、家族パス(大人2人+子ども2人)=25カナダドル(週末は30カナダドル)、2日間パス=16カナダドル、6歳以下=無料。4月5日まで。