バンクーバーのダウンタウン中心部にある「Vancouver Club」(915 West Hastings St., Vancouver) で4月9日、フランス産ワインの試飲展示会「The French Wines Expo Trade Tasting 2009」が開催された。主催はフランス産の食品、酒類の販促、広報プロモーションを世界34カ国で手がけるフランス食品振興会(SOPEXA)。
会場にはバンクーバー近郊のレストランオーナー、ソムリエ、ワイン販売会社、ホテル、メディア関係などの招待客約200人が集まり、フランス各地より来加した13の生産者のブースで100を越える銘柄のワインの試飲を行った。出品されたワインはすべてカナダでは販売されていない銘柄ばかり。生産者は、ボルドー、ブルゴーニュ、ボジョレー、コニャックなどフランス全域から参加した。
主催側スタッフの一人のDonneさんは「カナダはフランス語圏のケベックをはじめとして、ヨーロッパ系人口が多い国。ワインはアルコール類の中でも人気商品の一つ。フランスワインの中には、カナダで輸入販売されていなくて、良いワインがまだまだたくさんあるので、できるだけ多くの人に新しいワインや生産者を知ってもらい、販売網を広げるのが今回の展示会の目的の一つ」と話す。
来場者の一人で、ダウンタウンのロブソンストリートにあるフレンチレストラン「Hermitage」(115-1025 Robson St.)のソムリエGillesさんは「今までカナダで手に入らなかった新しいワインに出会える今回の展示会を楽しみにしていた。今日は多くのワインを試飲したが、その中でもとても素晴らしいワイン2品を見つけることができたのが今日一番の収穫」と話す。
会場には、ワインのほかにも、ワインに合う食品としてチーズ、ハム、サラミなどの肉類、ドライフルーツ各種、加工食品なども用意され、来場者はワインとともにそれらの試食も行った。また、コニャック、ピノーの展示ブースも設けられた。
今回の試飲会はトロント、カルガリーでも開催され、今回のバンクーバーが最終展示会となる。