バンクーバーのデザイナーMarie Naubertさんが立ち上げたエコバッグのブランド「moukisac」が現在、食品からアウトドアまで使える多用途エコネットとカラフルなエコバッグで人気を集めている。
洋服直し店や服飾店のオーナーだったMarie Naubertさんは、「エコバッグは多くの人に浸透してきたが、食品の量り売りなどに使うビニール袋で再利用可能なものもあれば」と思い、3年前に耐水性の強いポリエステル素材のエコネット「moukinet」を考案。エコバッグと組み合わせた「moukisac」のネットショップを開業。現在はバンクーバーやカルガリーなどのエコ関連ショップ6店で取り扱う。
「moukinet」は量り売りの野菜や乾燥食品の持ち運び、漉し器や洗濯ネット、スプラウトの栽培、ボート用のロープ運びに使用するなど用途はさまざま。サイズは15センチ×15センチのミニサイズ(3.5カナダドル)から36センチ×47センチのジャンボサイズ(6.5カナダドル)まで全部で6種類。エコバックの「moukisac」はポップなものからシックなものまで全8カラーをそろえる。コンパクトに折り畳むとショルダーバッグやヒップバッグにもなる。価格はエコバッグと「moukinet」4枚のセットで29.5カナダドル。
「moukisac」 の「moukie」 はMarieさんの幼いころのニックネーム。11人兄弟の10番目として生まれ、幼いころから縫い物や料理を遊びのようにして覚えた。Marieさんは「ビニール袋のような使い捨てのものではなく、60~70年前の生活と同じように長く使うことのできるものを広めたい」とエコへの思いを語る。
ネットショップでは、日本からの注文にも対応する。