4,000人以上の参加者が熱戦-バンクーバーで「ドラゴンボート」レース

ドラゴンボートフェスでチーム一丸となって懸命にゴールを目指す出場選手たち。

ドラゴンボートフェスでチーム一丸となって懸命にゴールを目指す出場選手たち。

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 バンクーバーのサイエンスワールド(1455 Quebec St, Vancouver)脇のConcord Pacific Placeで6月20日・21日、今年で21回目となるボートレースイベント「Dragon Boat Festival」が行われた。主催は「Rio Tinto Alcan」。

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 レースは500メートルのコースを8チームが競う。1チームの漕ぎ手は20人、ボートの先端でタイミングを合わせるための太鼓をたたくメンバーが1人、後ろで舵を取るメンバーが1人の22人から成る。今年は150チームが参加し、総勢4,000人以上の出場者数となった。会社の同僚や友達、高校生らなど、チーム構成もさまざま。中には55歳~82歳のメンバーのみで構成されたシニアチームも。国外からも、サンフランシスコやポートランドからのチームが参加した。

 出番前にランニングをするチームや、スタート地点に向かいながらチーム全員で掛け声をかけて気持ちを高めるチームなど、出場者たちの真剣な表情に、集まった観客からの応援の声が飛び交った。

 イベント期間中、会場脇のCreekside Parkに設けられたステージではライブ演奏も行われ、観光客や出番を終えた出場者でにぎわった。

 出場者の一人、Wayneさんは「今年で3回目の出場。週に2回、子どもと練習をしている。ボートを漕ぐのは体力がいるが、子どもと一緒に楽しむこともできるスポーツ」と話す。

 広報担当のAnita Websterさんは「ドラゴンボートは大人から子どもまで、幅広い世代の人に楽しんでもらえるスポーツ。これからもたくさんの人に楽しんでほしい」と話す。一方で「次々とビルが建設される街中に会場があるため、今後もこの会場やボートハウスを存続してゆくことが不可欠で、一番の課題」(Anitaさん)とも。

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