陶器と松の木の針葉を組み合わせたアート-バンクーバーで姉妹作品展

バンクーバーのグランビル・アイランドで姉妹による陶器と松の針葉を使った作品展「Earth and Pine」が開催中。8月4日まで。

バンクーバーのグランビル・アイランドで姉妹による陶器と松の針葉を使った作品展「Earth and Pine」が開催中。8月4日まで。

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 バンクーバーの観光名所、グランビルアイランド内にあるCircle Craft Shop & Gallery (1666 Johnston Street, Vancouver TEL 604-669-8021)で7月2日、BC州出身のアーティスト姉妹Linda Dohertyさんと Lynnette Gullacksonさんによる展示会「Earth and Pine」が始まった。

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 作品はすべて2人の共同制作で、Lindaさんが陶器部分を制作、Lynnetteさんが松の針葉で編んだバスケット部分を取り付けた。「松の針葉を編んで使うというアイデアは(Lindaさんの住んでいる)ニコラ・バレーで多くの針葉の落ち葉を拾った時に思いついた。陶器と合わせてみると、とても良い調和が生まれた」(Lynnetteさん)。

 Lyndaさんは「マツクイムシの被害で松の木がどんどん減ってきている。故郷にある松の大木から落ちた多くの針葉を見て、少しでも多くの針葉を集め残したいと思った。大地の象徴である陶器と組み合わせることによって少しでも多くの人に自然の素晴らしさを感じてもらい、マツクイムシの問題、人間と自然の関係にも目を向けてもらえれば」と話す。

 同展ではつぼ、花瓶、多目的に使える器など大小さまざまな作品を展示。普段はBC州の北と南に別れて暮らしている2人が作品制作途中で送り合い、イメージを伝え合ったデッサンなども展示する。「メールを使わないので、手描きのデッサンと長電話で作品のイメージを伝え合った。焼き上がった陶器の色と染色した針葉の色がうまくイメージに合わなかったこともあったが、互いの好みなどをわかっているので、失敗はそれほどなかった」(Lynetteさん)。

 開催時間は10時~19時。8月4日まで。

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