バンクーバーに犬用スパ「ペット・ショップ・ボーイズ」-レイキやサイキック療法も

レイキセラピーを受け、リラックスした表情の「The Pet Shop Boys」看板犬Drake(9歳)。

レイキセラピーを受け、リラックスした表情の「The Pet Shop Boys」看板犬Drake(9歳)。

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 バンクーバーのキャンビー通り沿いに11月12日、犬専用の高級ブティック「The Pet Shop Boys」(3080 Cambie Street, Vancouver、TEL 604-569-3377)がオープンし、地元の愛犬家たちの間で人気を集めている。

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 同店オーナーのChristopher SteeleさんとDavid Rogowskiさんは大の犬好き。「ペット関連の店舗やサービスはもともと多いので、よりハイセンスな店、ほかにはないサービスを提供する店を作りたい」(Christopherさん)と立ち上げた。

 店名は文字通り、イギリスの男性人気デュオ「ペット・ショップ・ボーイズ」にちなんだもの。「彼らも気の合う男性二人組で、自分たちのイメージと重なった。名前の使用に関しては業種が異なるため、ライセンスの面では特に問題はなかった」という。

 店内は、壁やインテリアを白に統一。二人が、この夏旅行して強く印象に残ったパリの美しい街並みや建築物の緻密(ちみつ)な装飾をイメージし、商品ディスプレー用のキャビネットを手作りしたり、犬の形をしたデコレーション付きシャンデリアを照明に用いるなど、インテリアの細部にまでこだわりをみせる。

 約1,500平方フィートの店内は、ブティックコーナー、グルーミング・スパコーナー、マッサージ・カウンセリングコーナーの3つのエリアに分かれる。ブティックでは、イギリスやフランスなどヨーロッパ直輸入の洗練された高級感あふれる商品を多く取りそろえる。犬用の洋服やベッド、首輪、装飾品やスナック類は、店の看板犬PippinとDrakeが試着や試食して、念入りに検討した後にOKを出したお墨付き。

 「映画『ティファニーで朝食を』の一場面で、パールのネックレスを身に着けていたオードリー・ヘップバーンを見て、デザイナーの愛犬Elciが吠え出して止まらなかったため、特別にパール付きの首輪を作ったのが始まり」というユニークなエピソードを持つ「犬がデザインした」首輪やリーシュのほか、同じデザインで飼い主はネックレスやブレスレット、愛犬は首輪、とペアで着けることができるジュエリーなどユニークな商品、バンクーバーでは同店でしか手に入らない限定商品も取り扱う。

 スパでは、イギリスから仕入れたジェット水流付きの高級バスタブや、オーガニックのシャンプー・リンスのみを使ってグルーミングを行うほか、ヒーリング・ミュージックが流れ、照明を落とした中での犬用マッサージ(30分=50カナダドル~)、カイロプラクティック(30分=65カナダドル~)、レイキセラピー(30分=40カナダドル~)、サイキックコンサルティング(30分=50カナダドル~)など、バンクーバーでは初めての犬専用サービスも。

 レイキセラピーとカイロプラクティックを担当するEmma Kjolsenさんは「人と違って、犬たちは何も隠そうとしていない常にオープンマインドの状態なので、『気』がスムーズに入っていくことができて、マッサージ効果が上がりやすい」と話す。

 看板犬Drake(グレートデンとブラック・ラブラドールのミックス犬、9歳)は「以前は、バラバラになったパッチワークのように気持ちがすさんだ部分があったが、今はゆったりと安心した気持ちで生活を楽しんでいる。いろんな人を癒やせる存在でいたい」と、犬のサイキック療法士Beverly Crooksさんの助けを借りてコメントする。

 Christopherさんは「バンクーバーはカナダ最大の『犬天国』を呼ばれるほど、愛犬家の多い街。大切な家族の一員として、子どもに手をかけるのと同じように、犬たちの美容や健康管理などにかける時間や費用もかなりの額になっている」と話し、同店で提供するサービスへの需要の伸びに期待する。

 営業時間は、月曜~金曜=7時~19時、土曜=10時~18時、日曜=11時~17時。デイケア・サービス、散歩代行サービスも受け付ける。

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