バンクーバー・ダウンタウンの目抜き通り「Granville Street」沿いに、11月末から新しい路上駐車システムが導入され、クリスマスショッピングやパーティーで同エリアを利用する市民の注目を集めている。
これまで路上の駐車スペースごとにあったパーキングメーターに代わって、同ストリートの1000番台~1200番台の区間(ネルソン通り~ドレイク通り)に設置されたのは太陽熱を利用した新しいパーキングメーター。
車のプレート番号と駐車時間を入力し、現金(硬貨)、クレジットカード、デビットカード、電話で支払うことができる。レシートが印刷されるが車内に表示する必要はない。ニューヨークやボストン、サンディエゴ、ポートランドなど北米各地で同様のシステムを導入する都市が増えている。
バンクーバー市では、「Granville Street Redesign Project」として同エリアの再開発に積極的に取り組んでおり、街路樹の植樹や街灯の設置、舗装工事などを行っている。同システムの導入で、太陽熱を利用することによる省エネ効果、モニタリングに必要な人件費の削減などにも期待する。