2010年冬季五輪開催1カ月を切ったバンクーバー市内の橋沿いやダウンタウンの通りを飾るバナーに、オリンピックをテーマにした新しいデザインが登場し始め、街の五輪ムードが高まっている。
デザインは全部で36種類。アイスホッケー、スケート、カーリング、スキーなどの競技イメージに大会のモットー「With Glowing Hearts/Des plus brilliants exploits(熱く燃える心で)」をあしらったデザインをはじめ、バンクーバーの風景を「白・青・緑」を基調として描いたバナーなど6,000枚以上を街灯に掲揚する。
「これらのバナーを掲げることによって、街並みが彩り豊かになり活気があふれてくる。世界中から集まる人たちを歓迎し、バンクーバーに広がるオリンピック精神を示すことに役立つはず」とGregor Robertson市長。「観光客がバンクーバー周辺から大会会場へ移動するときの目印にもなる」とも。
五輪終了後のバナーは、販売または再利用される予定。「エコ五輪の開催地として、バナーの再利用について市民からのアイデアを募集している。オリンピックの記念として人々の心に残るものに作り変えることができれば」(同市長)とも。