パラリンピック閉会式を翌日に向かえた3月20日、クロスカントリー男女リレーで日本選手勢がチームワークを発揮し、男女共に5位入賞の結果を出した。
女子リレーでは、それぞれ2.5キロを太田 渉子(立位)、鹿沼由理恵(視覚障害)、出来島桃子選手(立位)が順々にバトンを渡し、男子リレーでは久保 恒造選手(座位)が4キロ、新田佳浩(立位)と佐藤圭一選手(立位)が5キロを走り切った。メダルには届かない結果となり涙を見せる選手もいた。
この日、同競技が開始した14時の天候は晴天で気温は約6度。雪が柔らかく、練習通りに滑れなかったことで悔しい思いが顔に残った。
今後に対して新田選手は「4年後もこのメンバーで一緒に滑りたい」、久保選手は「4年後はリベンジ」、佐藤選手は「僕は二人とは違って、下から数えたほうが早い。4年間またやり直し」とそれぞれが目標を述べた。
最後には「結果は5番だったがこのチームでよかった」と男子リレーメンバーが口を揃えて話し、チームワークの良さを見せた。
21日、バンクーバーパラリンピック最後の競技となるスプリントではクロスカントリーチーム男女全員が出場する予定。