GMカナダ(本社:オンタリオ州オシャワ)はバンクーバー冬季オリンピックで使用した大会ロゴ入りの公用車を一般販売する。
同社は大会公式スポンサーとして、選手や大会関係者の移動用に計4,600台の車両を提供した。使用した車種は、燃料電池仕様車やプラグイン・ハイブリッド車などの環境対応車で、シボレーの「エクイノックス」「マリブ」「インパラ」など。
現在、バンクーバー近郊の同社ディーラーでは購入希望者のデポジットを受け付けており、車両は3月中旬に引き渡され、残りの車両に対してカナダ全土のディーラーがオークション形式で落札、販売する。
「大会期間中、どこに行ってもこの車がオリンピック終了後にどうなるのかと聞かれた」と話す同社オリンピック担当マネジャーのTom Laurieさん。「カナダで開催されたオリンピックの記念として、赤いミトンだけでなくこれらの特別仕様車を購入したいというリクエストが数多く寄せられた」と一般市民の関心の高さを明かす。「今回のオリンピック成功の原動力となった大会ボランティアの皆さんには、当社車両購入の際1,000カナダドルを割り引かせてもらう」とも。
同社はパラリンピック用にも1,500台の車両を提供しており、大会終了後の4月に一般販売を開始する。カナダ全土のシボレー、ビュイック、GMC、キャデラックの各ディーラーで取り扱う。