バンクーバーオリンピック時にスピードスケート会場となった「Richmond Olympic Oval」(6111 River Road, Richmond)に4月、総合バレーボール・センター「The Pacific Volleyball Centre of Excellence」が完成した。
同センターは国際バレーボール連盟規格のコート14面に加え室内トレーニング設備も整え、利用者はスポーツ医療とリハビリテーションセンター、栄養士のアドバイス、ビデオ分析などのサービスを受けることができる。長期間の選手育成も目的としており、青少年への技術指導プログラムも充実させていく予定。
Malcom Brodieリッチモンド市長は「BC、そしてカナダのチームが夏のオリンピックでも力を出せるようにリッチモンド市がパートナーシップを組みサポートをしていくことができて大変喜ばしい。今後のオーバルは地元からの利用者に加え、世界レベルの選手もトレーニングする場となり、世界の選手とも競い合う場となっていくだろう」と喜びを語った。
4月20日に行われた完成記念式典に来場した車いすアスリートのリック・ハンセンさんは「ワールド・クラスの設備とコーチの下で子どもたちがトレーニングできるのは素晴らしいこと。子どもたちにとって世界のレベルに接し、高い目標を目指すという体験は人生のいろいろな場面でも役に立つはず」と話す。
オリンピック・オーバルでは7月上旬にバスケットボールコート、サッカーコートも完成予定、小中学生向けのスポーツプログラムを開始する。9月上旬には陸上競技用トラック、アイススケートリンクなどの一般利用も開始する見込み。