三菱自動車の電気自動車「i-MiEV(アイ・ミーブ)」が9月13日、カナダ大陸7,500キロを横断走行し、バンクーバーに到着した。
大陸横断ツアーは北米の最東端、ニューファンランド・ラブラドール州の州都セントジョンズにあるケープスピアを8月17日に出発し、バンクーバーまで走行する28日間の旅。三菱自動車カナダ(2090 Matheson Blvd. East Mississauga, Ontario)が2011年12月をめどにカナダ国内で販売を開始する同車の認知向上を目的に企画した。
「電気自動車は未来の車、実験的でゴルフカートのようなもののイメージがある。国中を回ることで実際に見て、触っていただくことで、電気自動車の認知向上につながれば」(三菱自動車カナダ柳川智樹副社長)とブログやツイッターで立ち寄り先を告知し、多くの人に試乗してもらい同車をアピールした。7,.500キロの旅のメーンドライバーを務めたAndrew Bardwellさんは「振動が少ない分、疲労も少なかった」と振り返る。
アイ・ミーブは昨年7月の発売以来、日本国内で約2,000台が販売されている。カナダでの発売初年度の目標は1,000台。柳川副社長は「三菱自動車の電気自動車が今後の環境対策の一つの答えとなる。2020年をめどに総販売台数の約20%をプラグインハイブリッド、電気化することを課題にしている。世界初の量産EV車を生産した三菱が世界を引っ張っていきたい」と熱心に話す。