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バンクーバーで街頭募金活動、再び-東北学院大生らが支援呼び掛け

東北学院大生らがバンクーバーで東日本大震災の復興支援のために街頭募金活動行った

東北学院大生らがバンクーバーで東日本大震災の復興支援のために街頭募金活動行った

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 バンクーバーのダウンタウンにあるドラッグストア「London Drugs」(710 Granville St., Vancouver)前広場で8月28日、東日本大震災復興支援のための街頭募金活動が行われた。

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 現在、バンクーバーに語学研修などで短期留学している東北学院大学の学生たちが中心となって行われた今回の募金活動。震災直後にバンクーバーの日系コミュニティーが立ち上げたボランティア団体「BC Japan Earthquake Relief Fund(BC-日本地震支援基金、BC-JERF)」のメンバーやゴスペルグループ「JaVan Gospel Choir」も応援に駆け付けた。

 被災地の様子を知らせる写真や日本の国旗、募金箱を手にして、2時間街頭に立った学生たち。スカイトレインの駅前にある大きな交差点で人通りも多いロケーション。見知らぬ土地で、英語で呼び掛けなければならないという状況に最初はかなり戸惑う様子が見られたが、3月からさまざまな支援活動に奔走した経験を持つ地元ボランティアからのアドバイスを受けながら、募金に協力してくれた人たちに対して「Thank you」「ありがとうございました」と笑顔で応え深々と頭を下げる姿も。

 諸外国からのこれまでの支援に対する感謝の気持ちや、今なお苦しい避難生活を送っている被災者が大勢いること、原発問題で国全体が危機にさらされていることなど日本の現状を英文で説明したチラシを配りながら、今後のさらなる支援、長期にわたる協力を呼び掛けた。

 募金活動に参加した東北学院大学文学部英文学科2年の今美咲(こん・みさき)さんは「バンクーバーの皆さんの日本を思ってくれる気持ちがとてもうれしかった。世界中の多くの方から自分たちは支えられているのだということが身をもって分かったので、宮城に戻ったらまず自分の周りの友人たちからそのことをちゃんと伝えたい」と貴重な体験ができたことに感謝する。

 「日本から遠く離れた場所で、今でも多くの団体が支援活動を行っていることを知って感動した。被災地の人たちは震災から時間がたつにつれて、みんなの頭の中から自分たちのことが消えてしまうことを一番恐れていた」と話すのは、7月に石巻市で復興支援のボランティア活動に参加した後、バンクーバーに留学中の岡井宏太さん。「祖母が住んでいる福島県いわき市の人たちは、どうしても支援に向かうボランティアが少かったり、支援物資が他の場所に比べて不足しがちなのがニュースなどではちゃんと伝わっていないのが実情。それを日本以外の人たちにも知ってもらいたい」と訴えかける。

 BC-JERFの松元香壽恵(こずえ)さんは「今日の活動を通して、より多くの人たちに日本の現状を知ってもらえたと思う。今までバンクーバーで支援活動に携わってきたメンバーと仙台から来た若者たちが協力して街頭募金に立てたことはとても意味ある大きなこと。募金箱の重みをしっかりと体と心に刻んでもらいたい」と話す。

 31日18時~20時にも同じ場所で街頭募金活動を行う予定。

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