バンクーバーのウエストエンドで炙(あぶ)りすしレストラン「Miku(美空)」(1055 West Hastings St.)を展開するAburi Restaurants Canada Ltd.が今夏、今月中旬に閉店するイエールタウンのレストラン「Gold Fish」(1118 Mainland St.)跡にMikuの2号店となる「Minami(美波)」をオープンする。
Mikuは2008年のオープン以来、じか火で食材を炙る調理法を用いたスタイルのバラエティー豊かなすしを提供。バンクーバーの代表的なすしレストランの一つとして地元の人から受け入れられている。今回のハイエンドのレストランが立ち並ぶイエールタウンへの出店の発表は、地元紙も取り上げるなど大きな期待と反響を呼んでいる。
中村正剛社長は「前身のMikuがあったからこそ生まれるMinami」のコンセプトは美しい波からイメージした。「美しい空の下で静かに、美しく輝く波を眺めるときに感じる幸せな気持ちを料理や人間味あふれるサービスを通して味わっていただきたい」と話す。料理はMiku同様、炙りすしと創作料理をメーンとし、「Minamiならではの新しいフードブランドも準備しているが、オープンまでのお楽しみにしていただけたら」とも。
店内はダイニングレストランとしてだけではなく、「気軽に飲みながらもブランド性の高いフードを提供する」バーレストラン、VIPルームなど「多様な動機に応えられる」スペースも確保するという。
「大願である世界ブランドに向けて定石を打つことができる一店として、この街の人々に愛され、必要とされる、miku ブランドに恥じない最高の店づくりにまい進していきたい」と意気込みを見せる。