備長炭で焼く串焼き店「ざっ串ダイニング」-バンクーバー3店舗目 

「土」壁を使って温かみを出し、天井は格子で空気・「風」の流れを表現するなど5エレメントの要素を生かした店内。滝が流れるトイレなどこだわりがある。

「土」壁を使って温かみを出し、天井は格子で空気・「風」の流れを表現するなど5エレメントの要素を生かした店内。滝が流れるトイレなどこだわりがある。

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 バンクーバーのメーンストリートに12月1日、3店舗目となる串焼き居酒屋「ざっ串ダイニング」(4075 Main Street, Vancouver TEL 604-874-9455)がオープンした。

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 店内は、コンセプトである「ファイブ・エレメント」を全面に打ち出した内装で、「土」壁を使って温かみを出し、天井は格子で空気=「風」の流れを表現する。レストランとして不可欠な「水」や、炭「火」焼きに加え、顧客と従業員のコミュニケーションを大事にする「空」間作りに焦点を置き落ち着いた雰囲気を演出する。

 店舗面積は約1,500平方フィート、席数はテーブル席58席。店内を仕切り最大25人の貸し切りやパーティーにも対応する。マネージャーの玉那覇さんは「滝が流れるトイレやプライベート感を出した2人用テーブルなど、お客さんに楽しんでもらえるように店内を設計した」と話す。 

 日本から取り寄せた備長炭の直火で焼くおろしポン酢や梅シソが乗った「つくね」(1本1.80カナダドル~2.2カナダドル)、西京みそを使用する「豆腐田楽」(2.20カナダドル)などベジタリアンに対応した各種野菜焼きなどが「人気メニュー」(玉那覇さん)だという。「AAAサーロインステーキ」(13.80カナダドル)は炭火で焼き、酒かすのソースで仕上げる。料理長の岩本さんは「備長炭を使って串焼きを出す店はバンクーバーでほかにない。遠赤外線の効果で肉の中からふんわり焼き上げるため、ジューシーで、スモークの独特な香りを楽しんでもらえるはず」と自信を見せる。

 系列店で初めてという鮮魚メニューは、築地から魚を取り寄せた「真鯛の刺し身」(10カナダドル)、「ハマチの刺し身」(12カナダドル)などのほか、うなぎが乗った「ニクソンロール」(12カナダドル)などの巻きずしを取りそろえる。

ドリンクメニューは、酒は大吟醸、吟醸、純米をを用意するほか、ワインはラングレーのワイナリーから直接買い付けるこだわりを見せる。「料理に合わせておすすめの酒を提案するので気軽に相談してほしい」(岩本さん)。

 客単価は約30ドル。「フレンドリーで元気なスタッフに会いに遊びに来る感覚で来てほしい。今月31日にはカウントダウンイベントも行う」(玉那覇さん)。 

 営業時間は17時30分~24時30分。1月までは火曜定休(今月30日は営業)、同23~25日と1月1日は定休。

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