おしゃれなカフェやインテリアショップなどが集まるイエールタウンに12月11日、3カ月ごとに料理のカテゴリーを変更するユニークなダイニング・レストラン「Regional Tasting Lounge」（1130 Mainland Street, Vancouver、TEL 604-638-1550）がオープンした。

　敷地面積1,400平方フィートの店内は、ダークブラウンを基調にクラッシックなデザイン。カウンター席を含む54席のほか、座り心地のよいソファを設置し6～8人を収容するVIPルームも併設する。

　同店は「世界の料理と酒を楽しむ」をコンセプトに、3カ月ごとに世界各国から2カ国を取り上げてその国の料理を提供する。全15品のメニューの中、「ブリティッシュコロンビア」のカテゴリーは常設し、現在はスペイン料理と中東料理を5品ずつ用意、2月下旬からはフランス料理とポルトガル料理に変更する。

　マネージャーのAlain Canuelさんは「自分自身がいろいろな国の料理を探索するのが好きで、同じ料理にこだわらずひとつの店でいろいろな国の料理を食べることができたら楽しいと料理のカテゴリーを変更するアイデアが生まれた。日々進化させていくことが大事」と店のコンセプトを話す。

　メニューは、ラム肉を3時間かけて煮込みアプリコットを乗せたモロッコ料理「Braised Lamb Cheeks」（13カナダドル）や、オーガニックチキンをグリルしてざくろソースで仕上げるイラン料理「Fesenjun Deconstruction」（13カナダドル）、スペインはアンダルシア地方のソーセージ料理「Chick peas &Andalusian Sausage」（10カナダドル）、ブリティッシュコロンビア料理として、オクナガン産のゴートチーズを使用した「Port soaked black figs」（11カナダドル）など15品。

　数々の賞を受賞したバーテンダーのRyanさんが作り出すドリンクは、食前酒やフルーツジュースが入ったHigh balls、マティーニ、ロック、カクテルなど約36種類（10カナダドル～）を用意し、料理や好みに合わせてオリジナルやクラシックにも対応する。ウイスキーは「山崎18年」（17カナダドル）やアイリッシュウイスキー（11カナダドル）も。ワインは150セレクションをそろえ、世界各地の料理に対応する。来年1月からはデザートも取り入れる予定。

　想定客単価は45ドル～。営業時間は16時～24時。