カナダ初の「サステイナブル・すしガイド」-ウォーレット・サイズで普及目指す

Sea Choice 発行、財布に収まるコンパクトサイズの「カナダのサステイナブルすしガイド(Canada’s Sustainable Sushi Guide)」。

Sea Choice 発行、財布に収まるコンパクトサイズの「カナダのサステイナブルすしガイド(Canada’s Sustainable Sushi Guide)」。

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 カナダで地球環境に配慮したシーフード・マーケットを目指して活動するプログラム「Sea Choice」 (TEL 604-685-7445 ext.26) は4月23日、すしメニューに使われている魚がサステイナブル(持続可能)かどうかが一目でわかる、すしガイド「Canada’s Sustainable Sushi Guide」を発行した。

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 同書は、財布にも収まるウォーレット・サイズ。すしレストランでよく使われるマグロ, 甘エビ, カニなどのシーフード名を解説とともに掲載し、それぞれ、緑=Best Choice(サステイナブルなシーフード)、黄色=Some Concerns(捕獲には十分な考慮が必要)、赤=Avoid(避けるべきシーフード)で色分けする。

 「Sea Choice」ナショナル・マネジャーのTaina Uittoさんは「地球環境に良い選択をしながらも、健康的でおいしいすしを楽しんでもらいたい、というのがこのガイド発行の目的。私たち一人ひとりが、サステイナブルなシーフードを選ぶという行動によって、政府や社会に環境保護が大切というメッセージを送ることができる」と話す。

 2006年にSea Choice が発行した同様のガイド「Canada’s Seafood Guide」はサステイナブルなシーフードが一目でわかるとして、一般、シェフ、漁業ビジネス関係者などに25万部以上が普及している。

 今回はその中でも、特にすしネタに限定したガイドを発行。「北米でのすしレストランの数はとても増加している。その中、養殖サーモンや養殖ウナギ、ブルー・フィン・ツナ(くろまぐろ)などのサステイナブルとは言えない魚の使用を目にすることも。すしをあきらめることなく、Albacore Tuna(ビンチョウマグロ)、ウニ、カツオなど、サステイナブルなチョイスが多くあることをもっと知ってほしい」(Tainaさん)。

 Sea Choice はカナダの環境団体であるCanadian Parks and Wilderness Society, David Suzuki Foundation, Ecology Action Centre, Living Oceans Society and Sierra Club BCが Monterey Bay Aquarium’s Seafood Watch program とともに進めるシーフード・マーケット改善のためのプログラム。

 すしガイドは今後、バンクーバー、ハリファックスのレストランで配布予定。Sea Choice のサイトからダウンロードができ、メールまたは電話でオーダーすることも可能。

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