バンクーバー冬季五輪開催日となる2月12日午前7時ごろ、俳優で米カリフォルニア州知事のアーノルド・シュワルツェネッガーさんがダウンタウンの西側にあるスタンレーパーク内を聖火ランナーとして走った。
現場には多くの報道陣やファンらが集まり、スタートの2時間前からスタンバイする人や、良い場所を確保しようと押し合う人が殺到し、警察官に連行されそうになる人も。
シュワルツネッガーさんが登場し走り出すと、ファンらの熱い声援と同時に現場は厳戒態勢に包まれた。シュワルツネッガーさんは沿道の熱い声援を受け、2012年開催のロンドン五輪組織委員会のセバスチャン・コー会長にトーチを引き継いだ。その後、観客らの声援にこたえ数分間その場にとどまり笑顔で手を振った。
警察官らの注意をうながす声がかき消されるほどの大声援の中、シュワルツネッガーさんの代表作「ターミネーター」の決め台詞「I will be back」をまねて、「ターミネーター!またバンクーバーに戻ってきてね」と叫ぶ人も。Groriaさんは「どうして彼がランナーに選ばれたか分からないけど、有名な人を間近で見ることができたから感激」と興奮気味に話した。