日本代表車いすカーリング、強豪カナダ相手に健闘-気持ちを新たに次の試合へ

車いすカーリング日本代表チームは、気持ちを新たに次の試合にのぞむ。撮影:竹見脩吾

車いすカーリング日本代表チームは、気持ちを新たに次の試合にのぞむ。撮影:竹見脩吾

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 バンクーバーのVancouver Paralympic Centre(4575 Clancy Loranger Way, Vancouver)で3月15日、車いすカーリング日本代表とカナダ代表が戦った。

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 同競技は一般のカーリングと違いスイーピング(ブラシでアイス表面をこする動作)は行われず、選手はストップウオッチで時間を計り氷の状態を把握するなど一つひとつの投球に戦略があり慎重さが求められる。カナダでは子どもから年配まで幅広い年齢層で楽しめ競技人口も高い。カーリング競技のメッカ、地元カナダ戦ということもありカナダ選手への声援が集中する中、日本チームの応援にはスレッジホッケー日本選手団らが駆け付けた。

 指令塔を務めるスキップ担当の中島洋治選手を中心に緊張感のある試合運びで、第3エンドでは両チームのストーンが測定まで持ち込まれ強豪カナダチームを相手に健闘したが、「すべてがかみ合っていなかった」(市川勝男選手)という試合結果は13対2で黒星となった。

 日本選手団は気持ちを新たに残り5試合の予選に向け態勢を整える。各選手は、「悪いイメージを吹っ切って明日から気合を入れ直して試合に臨む」(中島洋治選手)、「明日からは作戦を練り直して幅を読んで修正していきたい」(市川勝男選手)、「カナダチームがきっちり決めるところに感心した。明日からは強気でいきたい」(斉藤あや子選手)、「今日は完敗したが今後の車いすカーリングが盛り上がるよう頑張る」(比田井隆選手)と言葉を残し次戦に備える。

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