スレッジホッケー日本代表、米戦に敗れるも準決勝へ向けて「膿出し切った」

スレッジホッケー日本代表は16日、アメリカと対戦した。撮影:竹見脩吾

スレッジホッケー日本代表は16日、アメリカと対戦した。撮影:竹見脩吾

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 バンクーバーのUBCサンダーバードアリーナ(6066 Thunderbird Blvd., Vancouver)で3月16日、冬季パラリンピック、スレッジホッケー競技で日本代表はアメリカ代表と対戦。0対6で敗れた。

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 長野パラリンピック初出場以来初となる準決勝進出で調子をあげていた日本代表。アメリカチームの早く激しいボディーチェックに苦戦する様子が見受けられた。中北監督は「今日は熱くなった。最初の5分で失点してアメリカを波に乗せてしまった」と試合を振り返り、準決勝のレベルの高さを見据え「精神的に切り替えができるように選手全員に出場のチャンスを与えた。選手たちの疲れをケアして4試合目を上げていきたい」と話す。

 すでに準決勝に照準を合わせている選手たち。「前2試合がスローテンポだったので、今日の試合で次の出方を確認できた。ここまでくるとどのチームにも差はない」(永瀬充選手)。「今日は大敗したが、皆の顔を見ると晴れ晴れしていたのでリセットして声を出していきたい。まだメダルに手が届く」(遠藤隆行選手)。「(NHLを目指して)カナダに留学していた監督のためにカナダの地でカナダチームと戦って金メダルを取るのが夢。夢に近づくために頑張る」(三澤英司選手)。

 「今日の試合は悪い所が出たが、もう膿は出し切った」(中北監督)。スレッジホッケー日本代表の夢は一つ、メダル獲得に向けて前に突き進む。

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