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「バンクーバー国際映画祭」今年も開幕-日本人監督も来加予定

「第30回バンクーバー国際映画祭」が開幕

「第30回バンクーバー国際映画祭」が開幕

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 バンクーバーの市内各所で9月29日、「第30回バンクーバー国際映画祭」が開幕した。開会式の行われた劇場「VOGUE Theatre」(918 Granville Street, Vancouver)前には早くも多くの映画ファンが行列を作る光景が見られた。

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 30回目を迎える今年は750人のボランティアが映画祭の運営に参加。開会式ではこれまで参加したボランティアに対する感謝の言葉も映画祭開催委員会代表者のMichael Francisさんが述べた。Gregor Robertsonバンクーバー市長は「多くの人の働きでこの映画祭があり、バンクーバーが映画の街として認識されている。今年も多くのカナダ作品や環境作品が上映される。映画や芸術作品が社会に影響を与えることができるのを見てほしい」とあいさつした。

 今年は第30回記念として、作品上映前に恒例の「VIFFトレーラー」の歴代人気作品を一気に上映する※企画「VIFF Trailers: The 30th Anniversary Reel」も。毎年世相を反映したり、ユーモアあふれたりする構成のトレーラーは過去18年間制作されており、楽しみにしているファンも多い。

 日本作品では、天願大介監督、浅岡ルリ子さん主演で姥捨て山伝説を題材にした「デンデラ」、仲里依紗さん主演で、近年の活躍が注目される石井裕也監督の「ハラがコレなんで」、妻夫木聡さんと松山ケンイチさん主演の「マイバックページ」など、今年も6作品が上映される。アジアの新人監督に贈られるドラゴン&タイガー賞には「僕らの未来」(飯塚花笑監督)と「Recreation」(永野義弘監督)の日本作品2本もノミネートされている。

 チケットはサイト、電話(TEL 604-685-8297)、Vancity Theatre の窓口で9月10日から発売している。一般=12カナダドル(昼間の興行は10カナダドル)、シニア(65歳以上)=10カナダドル、学生パック(5枚つづり)=50カナダドル、一般10枚つづり=110カナダドルなども。上映スケジュールはサイトで確認できる。10月14日まで。

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