バン経、年間PVランキング1位は「世界一高いホットドッグ」

バンクーバー経済新聞、年間PVランキング1位は「世界一高いホットドッグ」

バンクーバー経済新聞、年間PVランキング1位は「世界一高いホットドッグ」

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 昨年末にダウンタウン中心地の「HMV」が閉店して以来、デパート「Sears」やショッピング街ロブソンストリートでは高騰する家賃を背景にスターバックス(サーロー南店)、Guess、Esprit、Tommy Hilfigerなども同ストリートから撤退する中、大型リテール「Topshop」「JCrew」「Forever 21」が新規オープン。地元のスモールリテールがうまく織り交ざったこれまでのバンクーバーのショッピング街に変化が訪れた2012年、バンクーバー経済新聞の年間PV(ページビュー)ランキング1位に輝いたのは世界一高い、100ドルのホットドッグを紹介する記事だった。

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 トップ10内にはグルメ、地元イベント関連系などさまざまな話題がランクインしたが、総じてバンクーバーで活躍する日本の人、食、文化に注目が集まる結果となった。

 ランキングは、今年 1 月1 日から12 月27 日までに配信したヘッドラインニュースのPV を集計したもの。上位10 位のランキングは以下の通り(カッコ内は掲載日)。

1. 世界一高いホットドッグ「Dragon Dog」、バンクーバーで提供開始-ギネス申請(1/31)2. バンクーバーで「桜祭り」-桜ダンスに桜弁当、桜尽くしの1カ月始まる(4/4)3. 月間10万PV・バンクーバー在住ブロガーサイト、日系ウェブ・クリエーターの間で話題に(1/16)4. リッチモンドにとんかつ店「新宿さぼてん」-北米初上陸(1/24)5. バンクーバーのベーカリー「Kawaii Eats」、日本のキャラクターマカロンで人気に(11/8)6. バンクーバーで「すし」がテーマのドキュメンタリー上映-日本人女性が監督(3/6)7. バンクーバーのアニメ・コンベンションに声優・中田譲治さん登場-握手会に地元ファン感激(8/18)8. B’z 、バンクーバーでも公演-日本から駆け付けたファンの姿も(9/26)9. 「ブックオフ」バンクーバー店、閉店へ-高騰する家賃も要因に(6/5)10. バンクーバーの日本式洋食カフェ、口コミを中心に日本人の間で評判に(11/7)
 1位のホットドッグ店は既にギネスに登録され、100ドルという値段にもかかわらず、バンクーバーに来た記念に注文する観光客がいるという。3位は多くのファンを持つ、バンクーバー在住ブロガーセナさんの話題。現在も北米から独自視点のウェブ情報を発信している。

 4位、5位、10位は日本食の話題。さぼてんはフードコートにオープンしたにもかかわらず、大きな反響を呼び、日本との変わらない味に常連客が増え続けている。10位の孔雀カフェは地元日本人の間で「カレーが一番おいしい店」との情報を得て取材。カフェだがファストフード的な感じは一切受けず、野菜の切り方一つをとってもこだわりが詰まった店。その発見が読者に伝わり、ページビューにつながったとみられる。

 6位は「すし」の映画上映の話題。すし、特にバラエティー豊かな巻きすしに定評のあるバンクーバー。どのすし店でも取り扱う「BCロール」の起源に迫る内容。7位はコンベンションセンターで行われたアニメ・コンベンションに声優の中田譲治さんがゲストとして参加した様子を伝える記事。日本人はもちろん、中田さんに会うためにアメリカ、カナダの遠方からも多くのファンが集まり、アニメだけでなく、日本人声優への人気の高さもうかがえる結果となった。8位は昨年に引き続き、B’zのバンクーバー公演を伝えた記事。

 9位は冒頭のダウンタウンの高騰する家賃を背景に街が変わる様子を反映した記事の一つ。ブックオフ跡地には旅行会社「HIS」が移転オープンした。アップル旗艦店、ターゲット、ノードストラム、ユニクロなど大型リテールの参入はうわさレベルも含めて大きな話題となっている。来年、激しく入れ替わると予想されるダウンタウンの店舗や企業はバンクーバーにどのような影響を与えるのだろうか。

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