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バンクーバーにLEEDプラチナ認証の新オフィスビル建設-「クレディ・スイス」が投資

バンクーバー・ダウンタウンに2016年完成予定の新オフィスビル「The Exchange」

バンクーバー・ダウンタウンに2016年完成予定の新オフィスビル「The Exchange」

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 バンクーバー市と世界有数の金融機関「クレディ・スイス」(本社=スイス・チューリヒ)は1月23日、ダウンタウンの金融街中心部(Howe通りとWest Hastings通りの南西角)に総工費2億カナダドルを投入した31階建てのLEED(リード=グリーン建築評価プログラム)プラチナ認証オフィスビル「The Exchange」を建設すると発表した。

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 同プロジェクトには、隣接する「Old Stock Exchange」の改築も含み、50%の省エネや二酸化炭素排出量の85%削減などが評価されてLEEDプラチナ認証を獲得。同レベルのオフィスビルとしてはカナダで2番目の高さとなる。2016年完成予定。

 これまで慢性的なオフィススペース不足が問題となっていたバンクーバー。不動産サービス大手「Cushman & Wakefield」社のMark Chambers専務は「バンクーバー・ダウンタウンの不動産市場は、オフィススペースに関して記録的に空室率が低い状況が続いており、質の良いスペースの供給が早急に求められている」と説明。現在、ダウンタウンでは7つのオフィスビル建設が進んでおり、全て完成すると218万平方フィートのオフィススペースが確保されることとなり、その半分以上はすでにリース契約が完了している。

 同社不動産アセットマネジメント部門のRainer Scherweyディレクターは「通常は、建物が完成してリース契約も完了した物件に投資するが、今回のプロジェクトは、建設開始前から自信を持って投資できる北米で初めてのもの」と、バンクーバーをはじめとするブリティッシュ・コロンビア州の経済成長に大きく期待を寄せる。

 Gregor Robertsonバンクーバー市長は「世界有数のクレディ・スイスが北米で初めて一から開発するプロジェクトの場所としてバンクーバーを選んでくれたことに興奮を隠せない。多くのオフィススペースが確保できることだけでなく、環境基準でも最高レベルの建物であることは私たちの街にとって大きな経済効果をもたらすことになるはず」と期待を寄せる。

 バンクーバーの建築事務所「Iredale Group」と共同でデザインを担当するスイス人建築家Harry Guggerさんは「古いものと競い合うのではなく、昔からある美しい建物の良さをうまく生かして歴史と共存できるバンクーバーの過去と未来を象徴するものを造りたい」と抱負を語る。

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