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日本女子ソフト、ベネズエラに逆転サヨナラ 「世界選手権」で白星発進

ベネズエラ戦で先発した藤田投手 Photo by Yuki Shiraishi

ベネズエラ戦で先発した藤田投手 Photo by Yuki Shiraishi

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 バンクーバー郊外サレー市のソフトボールシティー(2201-148th St. Surrey)で始まった「第15回女子世界ソフトボール選手権(WBSC XV Women’s World Softball Championship)で7月16日、日本代表がベネズエラと予選リーグ初戦を行い、2対1の逆転サヨナラで白星発進した。

初戦勝利を喜ぶ日本チーム 

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 日本代表の先発は藤田投手。初回、2回表と三者凡退でベネズエラ打線を抑えていたが、3回表2アウト2ストライクを取った後、ファウルで粘ったLozada選手にホームランを浴び、ベネズエラに先制点を与える結果に。4回表にはベネズエラが2アウト満塁まで攻め込んだが、藤田投手の粘りのピッチングで追加点は許さず、5回からは浜村投手が力投を続ける中、日本は果敢に攻め続けるも、なかなか得点につながらないまま7回裏を迎えた。最後の粘りを見せたい日本代表は、1アウトから4番打者の山田選手がヒットを放ち、市口選手が2塁からホームインして同点に。続けて長崎選手のヒットで山田選手がサヨナラのホームを踏み、辛くも逆転勝ちを収めた。

 試合後、福田監督は「選手たちには初戦ということでちょっと硬さがあったかもしれない。自分たちのプレーを続けることに集中し、選手たちを信じて最後の最後まで『いける』という気持ちでいた」とベンチの雰囲気を振り返り、「最初にこのような苦戦を強いられて逆に良かったかもしれない。次につなげていくための良い経験になったと思う」と話す。

 「ピッチャーに助けてもらっていたのになかなか点が取れず、チームの中で一番経験を積んでいる者としてもっと何とかしたかったが、自分たちの思い通りには行かなかった」と悔しそうな表情で語る山田選手。「予選の試合でこんなにたくさんの日本人の皆さんが応援に来てくださったことがとてもうれしく、すごく力になった。全勝で世界一になることが今回の目標なので、次からはもっと見ていて楽しんでもらえるような試合ができるよう頑張ります」と力強く語った。

 会場に駆け付けた地元の日本人応援団からは、「こんな試合展開になるとは全く予想していなかった。もっと楽勝できるのかと思っていた」「予選ラウンドでの苦戦で、どうなることかとひやひやした」との声が上がる中、「最後まであきらめずに笑顔でプレーを続ける選手たちに勇気をもらった。三連覇目指して、引き続き頑張ってほしい。決勝の日の予定は応援のために空けてある」との心強いコメントも。

 日本代表は、17日17時30分からフランスと対戦する。会場では、在バンクーバー日本領事館が「日本紹介ブース」を設けるほか、試合前には、太鼓演奏(16時~)や選手のサイン会(14時~)も予定。

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