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日本女子ソフト、米国に準決勝で黒星 「世界選手権」敗者復活戦へ

7回裏のチャンスでヒットが打てず悔しがる長﨑望未選手   Photo by Yuki Shiraishi

7回裏のチャンスでヒットが打てず悔しがる長﨑望未選手   Photo by Yuki Shiraishi

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 バンクーバー郊外・サレー市にあるソフトボールシティー(2201-148th St., Surrey)で7月23日、「第15回女子世界ソフトボール選手権(WBSC XV Women’s World Softball Championship)」の準決勝が行われ、日本代表は米国を相手に3対4で惜しくも黒星を喫した。

2回裏に先制本塁打を打った渥美万奈選手を迎える日本チーム

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 前日の準々決勝ではメキシコ代表と対戦。米プロリーグでの経験もあるDallas Escobedo投手に対して、「高目の球を振らされないようにして、とにかく自分たちのバッティングを心掛けた」という市口侑果選手の本塁打と洲鎌夏子選手の3塁打で挙げた5回裏の2点を守り切り、準決勝に駒を進めた日本代表。

 「日本対アメリカ」準決勝の一戦。会場には多くの観客が詰めかけ、両チームが繰り広げるプレーに大きな拍手と歓声が起こった。日本は、2回裏に渥美万奈選手の本塁打で1点を先制したものの、3回表にアメリカが逆転。4回裏には坂元令奈選手の単打に加えて、相手のエラーや四球などもあり、日本が1点を返して2対2の同点にしたが、5回表に2失点し2対4に。6回裏、渥美選手の二塁打と市口選手の単打、洲鎌選手の犠飛で1点を返すも及ばず、「全勝優勝」を合言葉に同大会三連覇を目指してきた日本代表には悔しい結果となった。

 福田五志(いつし)監督は「最終日近くなってくると消耗戦みたいになってくる。4点前後のゲームになるとは思っていたが、あと1本が出せなかった。ちょっと相手のピッチャーを意識し過ぎたかも」と振り返り、坂元主将は「お互いによく知っている相手。チャンスは作れたがあと1本というところで打てなかった。明日で最後になるので、初球から積極的に打って行きたい」と話す。

 24日13時から、カナダとの3位決定戦に臨む日本代表。ここで勝てば、18時から行われる決勝戦で再度、宿敵米国との対戦となる。観客の中には、「今日負けたのは悔しいが、とても見応えのあるいい試合だった」と日本チームを称える声や、「まだここで終わったわけではない。連戦で選手たちは大変かもしれないが、ぜひ優勝してほしい」と期待する声が多く、大会三連覇への夢はまだ続いている。

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