バンクーバー・コンベンションセンター(1055 Canada Place, Vancouver)で1月13日・14日、大麻関連業者が一堂に集まる「Lift カナビスExpo」が開催され、1万2000人が来場した。
7月の嗜好(しこう)品大麻の所持と個人栽培の合法化を前に開催された同エキスポ。会場には栽培業者と販売業者、大麻を使用したクリームや食品などの商品、生産設備、家庭用栽培キットなどを紹介する約200のブースが並んだ。
会場の特設ステージでは関係者をスピーカーに招いたセミナーも開催。合法化後は大きな市場になると予測されることから「大麻業界への投資とビジネス」や、カナダ全国で深刻な問題となっている「オピオイド系鎮痛剤に代わる痛み止めとしての大麻」などをテーマとしたパネルに多くの人が集まり、感心の高さを伺わせた。栽培方法やクッキングのデモ、就職フェアなども盛況を見せた。
来場した現在医療用大麻を使用している50代の女性は「嗜好品が合法化になれば値段も下がるだろうと期待している」と話した。