バンクーバー市のフォールスクリークエリアで2月23日から、電動自動運転シャトルのデモ運行を無料で実施している。
サレー市と共同で行う「スマートシティ・チャレンジ」計画の一環で、Pacific Western Transportation による運行。運行するのは北米、アジア諸国、中近東、ヨーロッパでの利用実績があるEasy Mile社製造のElectronic Automation、略してELA。内蔵センサー、ビデオカメラとコンピューターを使い周囲の様子を確認しながら完全自動運転で走行する。
バンクーバー市のケネディ・スチュワート市長は「自動運転車は、多くの事故の原因である人為的ミスの影響を受けないため安全と考えられている」と話し、「安全性、渋滞の緩和、環境への配慮などさまざまな点を向上させるために、今回の試運転を通して市でどのように活用していけるかを確かめていきたい」と意義を話した。
シャトルは車いす、ベビーカー、スクーターも乗車可能のアクセシブルで最大12人乗り。バッテリーの持続時間は14時間で時速40キロまでの走行が可能だが、デモ運行では専用レーンのみを時速12キロで走行する。
乗車は無料。カナダライン、オリンピックビレッジ駅の駐車場からの乗車、またはManitoba St.とWest 1st Ave.の角からの乗車を選びサイトから予約、または直接乗り場で受け付け。所要時間は片道約15分。
運行時間は月曜~金曜=12時~18時、土曜・日曜=10時~17時。3月3日まで。