バンクーバー国際空港近くのリッチモンド市中心部に7月21日、LGBTQコミュニティー支援を表すレインボーカラーの横断歩道が完成した。
今回横断歩道が永久設置されたのはミノル・ブルバードの「Richmond Cultural Centre」(7700 Minoru Gate, Richmond)前。コミュニティーセンターとして機能する同センターは市立図書館も併設。道を挟んだ側にはショッピングモール「CFリッチモンドセンター」もあり、徒歩や車で通り掛かる人が多い街の中心部。
市広報担当者は「リッチモンド市は多様性のあるコミュニティーを大切な強みの一つと考えており、全ての人を受け入れる社会を作るよう努めている。性自認と性的指向に関する人々の認知や理解も広げていく必要がある」と横断歩道設置の意義を話す。
市では8月4日のプライドパレードを前に7月29日から「プライドウイーク」の開催も予定しており、ドラァグクイーンを迎えたショーや、図書館での子ども向けストーリータイムなど、幅広い年齢層が参加できる関連イベントを多数展開する。
2013年にバンクーバーのダウンタウンで初めてレインボー横断歩道が永久設置されて以来、バーナビー市、サレー市、コキットラム市、ニューウェストミンスター市、ポートムーディー市などの近隣の都市でも相次いで設置が進んでいる。