バンクーバーオリンピック組織委員会(VANOC)が、五輪代表選手をサポートするために販売した公式応援グッズ「Red Mitten(赤いミトン)」が完売した。
昨年10月1日から販売を開始した同商品は、トーチリレー走者たちもユニホームとして着用したことから、徐々に人気が高まった。11月中旬からはクリスマス商戦も重なって、12月末までにはVANOCが当初の売上目標として掲げていた100万組に到達した。
10カナダドルという手ごろ感もあり、「オリンピックの記念に」「カナダ土産に」と地元客や世界中からバンクーバーを訪れた観光客の注目を集め、オリンピックが終了した2月28日までの5カ月間で計350万組以上の売り上げを記録した。
「(赤いミトンが)単なるお土産商品としてではなく、オリンピックをサポートする気持ちを表すための『必須アイテム』になった」と話すVANOCのジョン・ファーロン最高経営責任者。「赤いミトンを手にしてトーチリレーに沿道から声援を送った人たち、競技会場やテレビで観戦しながら選手を応援した人たち、すべての皆さんに心から『ありがとう』と伝えたい」と感謝の意を表した。