女子フィギュア勢、笑顔で記者会見-新たな旅に向かい出発

フリープログラムから一夜明けた26日、フィギュアスケート女子日本代表3選手は会見を行った。撮影:竹見脩吾

フリープログラムから一夜明けた26日、フィギュアスケート女子日本代表3選手は会見を行った。撮影:竹見脩吾

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 バンクーバーのザ・エンパイア・ランドマークホテル(1400 Robson Street, Vancouver)で2月26日、前日に競技を終えたフィギュアスケート女子日本代表3選手の記者会見が行われた。

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 銀メダリストの浅田真央選手は「昨日は気持ちの整理がつかなくて悔しかったが、今思えば、トリプルアクセルを3回飛べて銀メダルも取れてうれしい」と競技から一夜明けて、今の気持ちを話した。これからしたいことについて「たくさんの人にメダルを見せて触ってもらいたい」と話し「日本に帰ったら1週間ぐらいゆっくりしたい」と笑顔を見せた。

 5位入賞の安藤美姫選手は将来について「世界に何人かしかオリンピアンになれない中、(トリノに続き)2度もオリンピックを経験できたことは幸せなこと。フリー演技のあと、スケートをしていて良かったと初めて心から思った。4年後のことは分からないが、しいて言えば3度目の正直もいいかな」と笑顔で話した。スケート以外にやってみたいことという質問には「アクロバティックなことに挑戦したいし見ていてかっこいいので『エアリアル』をやってみたい」と話すと、メディア席から驚きの笑いが起きた。

 8位入賞の鈴木明子選手は、「フリーの前に長久保コーチがかけてくれた言葉で覚悟を決めて、自分の気持ちをプログラムに乗せようと氷の上に立った。コーチがいなければスケートを続けていなかったと思うので、コーチの存在は本当に支えになりついてきて良かった」と感謝の意を表した。「(スケート以外に何かしたいことについて)考えたがスケート以外、何もないんだと今、実感したのでこれから見つけたい。振り付けに興味があって素敵な仕事だと思うので勉強して色々吸収したい」とも。

 3選手は多くの日本人ファンの声援に感謝の気持ちを述べ、今年3月にイタリアで行われる世界フィギュアスケート選手権に向けて調整を始める。

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