2010年冬季パラリンピック閉会式が3月21日、ウィスラーメダルプラザで行われた。
選手らはウィスラービレッジ内をパレードして会場に入場、大きな歓声に包まれた。セレモニーでは地元ウィスラーやカナダのアーティストが歌やダンスのパフォーマンスを披露。パレードにはウィスラーの子どもたちも参加し、4年後の冬季大会が行われるロシアの国歌はモスクワに住む少女が斉唱した。
閉会式に先駆けて行われた冬季大会最後の会見でバンクーバー組織委員会ジョンファーロング最高経営責任者は「今大会はパラリンピック史上最高の注目を集めた。究極の目標は国民に感動してもらうこと。国民が一体となってパラリンピックのスピリットを分かち合った。これが永遠のレガシーとなることを願う」と話す。
組織委員会はパラリンピック期間中、BC州の子どもたちが競技を観戦するための「チケット・インスピレーション・プログラム」をコーディネート。約3万人の子どもたちがパラリンピックを観戦し、体験コーナーでは競技の道具に触れる機会を得た。
国際パラリンピック委員会、フィリップ・コーバン会長は「バンクーバー組織委員会がオープニングにも多くの子どもたちを含めたことは良いこと。ソチ大会でも今後の未来を担う若者にメッセージを伝えていくことに期待する」と話す。