スティーブストン仏教会(4360 Garry St., Richmond、TEL 604-277-2323)で10月11日、「ソーラン節」で知られる「伊藤多喜雄&TAKiO BAND」がコンサートを開くことになった。9月末からクォリカムビーチ、ビクトリア、バンクーバーと来加公演中で、今回急きょ、スティーブストンでの追加公演が決定した。
仏教会の生田真見僧侶が、スティーブストンの和太鼓グループ「Tetsu Taiko」を指導するDoug Masuharaさんの紹介で、近隣の高校で公演することになっていた伊藤さんに依頼したところ、「特に日系人が多く住むエリアで、日本への支援活動も昨年から継続的に行われているので、ぜひそのお礼として感謝の気持ちを込めて演奏させていただきたい」と快諾。ボランティアの協力を得て、開催準備が整った。
伊藤さんは、型にとらわれず現代的にアレンジしたり、ロックと融合させたりするなど、日本民謡に新たな風を吹き込んだことで知られ、中でも「ソーラン節」はドラマ「金八先生」の中でも使われ一躍注目を浴びた。現在は、日本全国のライブ活動を展開しながら、各地のまちおこしにも関わる一方で、多くの海外公演もこなしている。生田僧侶は「日系人だけではなく、国籍を問わずより多くの皆さんに、伊藤さんの迫力ある歌声やバンドの皆さんの踊り、演奏を楽しんでもらいたい」と来場を呼び掛ける。
開演は19時30分。チケットは15ドル。当日、18時から会場入り口で販売する。12歳以下は無料。